平成4年(1992)、朝陽堂は創業100周年を迎えることができました。ひと口に100年と言っても、その間には戦争、オイルショック、バブル景気とその崩壊などの出来事があり、会社としても技術革新、工場の火災、取引先の倒産など、様々な困難を乗り越えての100周年だけに、関係者の感慨もひとしおです。
しかし喜んでばかりはいられません。100年はあくまでも通過点。次なる100年への歴史を紡いでいく者として、経営陣は気持ちを引き締め直しています。
2001年、省庁再編に伴い、印刷業は「通産省生活産業局紙業印刷業課」から、「経済産業省商務情報製作局文化情報関連産業課(通称メディアコンテンツ課)」の監督下へと移行されました。これは、印刷業を製造業ではあるが、メディア産業としての発展が期待されると位置づけたことになります。
折りしもインターネットを通じた宣伝効果の高さが、年々注目度を高めており、印刷業界はなべて、Webコンテンツの製作という新しい分野に進出していこうとしています。
時代の流れをいち早く掴み、消費者ニーズに即した技術投資を続けてきた朝陽堂でも、京都の老舗の印刷会社という特性を活かしたWebコンテンツの製作にいま、取り組み始めました。
「美を伝え、感動を伝える」。2代目久次郎の家業への誇りを胸に刻んで、いま新たなる時代へ、私たちは力強く踏み出していきたいと思います。
